|
作者 M.F.ギュレン
|
|
2006/07/06 - 22:18:45 |
|
あなたのことを想うと、すべてが記憶から消し去られ、 幻想の世界の頂きを私の心はさまよう。 たとえこれが蜃気楼であっても、私の胸の疼きは治まる・・ あなたのことを想うと、すべてが記憶から消えていく。
もし、あなたの愛と共に、一瞬一瞬を座し、立つことができたなら、 魂達のように高く高く舞い上がり、あなたの水平線上をさまようことができるなら、 手立てを見出し、あなたの志が私の中で満ち溢れることができるなら・・・ もし、あなたの愛と共に、一瞬一瞬を座し、立つことができたなら。 わかっているの、あなたにたどりつくにはもうおそすぎることを、 別れの悲しみに身を焦がし、私の心はうめきつづける。 うめきながらも、沸き起こる新たな情熱で、あなたをずっとずっと待ちつづける・・・ わかっているの、あなたにたどりつくにはもうおそすぎることを。 あなたの名を聞くだけで私の胸は、鳩の心臓のように震え上がる。 あなたの翼から、あなたにたどりつくための羽を一本、私に与えよ。 私はあなたの跡を飛びつづけよう。 あなたの名を聞くだけで私の胸は、鳩の心臓のように震え上がる。 無味乾燥な砂漠を天国へ蘇らす薔薇よ、 さあ、気を失いそうな魅惑の色で、私の心を満たしに来れ。 今はまさにその時、涙溢れる私の目に笑みを与えよ。 無味乾燥な砂漠を天国へ変える薔薇よ。 恋に狂う者のようにあなたの跡から走り続けるしもべとなろう。 真っ赤に燃え盛る薪をのみこむ暖炉のように燃えよう。 あなたなしで過ごすこの苦しい夢から救われよう。 恋に狂う者のようにあなたの跡から走り続けるしもべとなろう。 記憶の彼方で、遠く遠ざかった日々を数えながら、 霧や煙に覆われた憂鬱が、私の魂をおそう。 陽は日没を迎えるというのに、さあ面影よ、姿をあらわせ。 私の記憶から、遠く遠ざかった日々を数えながら。 臨終には、せめて私の日没が、日の出となることを 私の想いが、あなたの水平線上を、一番新しい色で満たすように、 至る所で、タンブル(弦楽器)が奏でられ、葦笛が響き渡るように、 臨終の時には、せめて私の日没が、日の出となるように。 |
|
最終更新日 ( 2006/07/10 - 21:56:15 )
|