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季節はめぐり、気がつくと春、 薔薇のつぼみが開き、ナイチンゲールがさえずり、あたり一面チューリップの花園。
かぐわしい香りで息づく色とりどりの花々、 暖かさに誘われめぐりまわる鳥や虫たち・・・ 木々は空へと聳え立ち、風たちは木々を抱擁しながら通りすぎ、 風たちの旋律にあわせ、万物は踊りとびまわる。 死さえ希望で微笑むこの場所で、 春は天国の周りの透き通るような薄いカーテン。 このカーテンをくぐりぬけ魂は永遠(なるもの)と結ばれ、 この地で人は全霊、来世のものとなる。 このうえなくけわしくみえても、道々はかの地へと、 天国へ飛び去っていく魂たちは高く高くより高く・・・ 地平線が狭められ、世界が人を閉めつけたとしても、 限り無い広さをイーマーン(信じる心)は人に与える、 永遠の安らぎを求める者はこの地でそれを見出し、 ただ信じる心と共に戻ったたましいはその安らぎを知る・・・ 清らかな酒(注1)で夢うつつのまなざしは、 春を眺め、春を感じ、天国を歩きまわる。 朽ち果てる時、これらは種子として去り逝き、 そして、かの地で春には、一粒一粒よみがえる・・・ (注1:クルアーン47章15節、76章21節、83章25節に天国の酒についての節があります。) |